京急電鉄が神奈川県横須賀市の車両工場で、
「1000形」車両を実費で丸ごと譲り渡す相談会を
25日に開催した。
引退した車両を自治体や企業ではなく、
一般に販売するのは珍しいことだという。
京急電鉄は毎年恒例の鉄道イベントの目玉として
この「1000形」車両販売イベントを実施。
京急電鉄の社員が希望者と面談し、
設置場所や搬送ルートなどが確保されているのかを確認したうえで、
搬送や解体などにかかる費用のみで譲渡する。
京急電鉄が販売するのは2両。
全長18メートル、高さ3・5メートル、幅2・8メートル、
重さ35トンとかなりの大きさがあるため、
「車両前部」といった部分のみの購入も可能としている。
「1000形」車両の販売などめったにない機会だけに
車両ごと購入する鉄道ファンも現れそうだが、
搬送費は関東圏内でも500万円前後見込まれ、
設置場所までトレーラーが入れるかどうかなど
クリアしなければならない条件は多い。
1000形は昭和34年に登場。
53年まで356両製造され、
赤地に白線を配した「赤い電車」として長年親しまれてきたが、
新型「N1000形」の増備で数年前から順次廃車になっている。
京急電鉄は「初めての試みなので
希望者が集まるのか見当がつかない。
利用法は問わないが購入したら
末永くかわいがっていただきたい」と話している。
問い合わせは
京急ファミリー鉄道フェスタ2008事務局
((電)03・5275・5912)まで。
参考 :