中国潜水艦が第7艦隊の米艦を
至近距離から追尾していたことが分かった。
米国防総省当局者は12日、横須賀を母港とする
米第7艦隊所属の駆逐艦ジョン・S・マケインが、
フィリピン・ルソン島中部スービック湾の沖を航行中、
曳航していた音響ソナーが中国海軍の潜水艦と接触し、
破損したことを明らかにした。
増強の進む中国の潜水艦が、
かつてアジア最大の米海軍基地があった湾の周辺で、
米艦を至近距離から追尾する挑発的な行動をとっていたことが
浮き彫りになった。
米艦の音響ソナーは、現地時間の11日ごろ、
潜水艦の一部と衝突したもよう。
米側の当局者は、
事故の起きた水域が「公海上だった」と述べた。
南シナ海では、中国の海南島に
新型原潜の寄港が可能な潜水艦基地の建設が確認されている。
米中間では、今年3月、米海軍の音響測定艦が
海南島沖で中国艦船の妨害を受けたほか、
5月には北の黄海でも同様の事態が起きるなど、
摩擦が強まっていた。
スービック湾には、飛行場や大型ドックを備えた
米海軍基地があったが、1992年に閉鎖された。
南シナ海問題の背景には、
米軍とベトナム・カムラン湾のロシア軍が
前後して撤退したことによる「力の空白」が影響している。
参考 :