H2B 見事に打ち上げ成功!
「日本の高い技術力を世界に証明した」。
11日未明の「H2B」の初打ち上げは、
米航空宇宙局(NASA)関係者も
鹿児島県・種子島宇宙センターで見守った。
来年の米スペースシャトル退役後、
大型物資を国際宇宙ステーション(ISS)へ運べる
唯一の補給機となる「HTV」を運ぶため開発された大型ロケット。
海外からの注目も高かった。
NASAのウィリアム・ゲスティンマイヤー宇宙運用局長は、
発射場から約3.5キロ離れた展望台から打ち上げを見守った。
打ち上げ後の会見で
「初打ち上げでこれだけスムーズにいくのは、
十分に準備したたまもの。
今まで見た打ち上げの中で最も美しかった」
と満足そうに話した。
H2Bの開発を担当した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の
中村富久・プロジェクトマネジャーは会見で
「1号機からHTVを搭載することで、
必ず成功させなければならないと大変緊張した」
と苦しかった胸の内を明かした。
03年11月、打ち上げに失敗し、
破壊指令を出したH2Aロケット6号機で
固体ロケットブースターを担当した。
その時の報告書に書かれた「起きた現象を真摯に受け止め、
あらゆる角度から追究せよ」との教訓を手帳に書き、
時々見ては初心に立ち返ったという。
打ち上げ直前には「H2Bは我々のロケット開発の集大成」と話し、
「教訓」と日本の技術力への誇りを胸に秘めて打ち上げに臨んだ。
重圧の中、期待通りの成功。
会見では「正直ホッとした」と白い歯をみせた。
参考 :