明治の新時代を切り開いた若者たちの青春群像を描く
NHKのスペシャルドラマ「 坂の上の雲 」( 司馬遼太郎原作 )
11月29日より放映開始。
これに先立ち、主演の本木雅弘が取材に応じ、
「坂の上に伸びる雲を目指し、
真っすぐに歩いた明治人の心の美しさ、想像力の豊かさを、
ドラマを通じて再発見してもらいたい」と熱く語った。
本木は、日露戦争の勝利を演出した連合艦隊参謀、
秋山真之(さねゆき)を3年間がかりで演じる。
クランクインから1年ほどがたって、
「ようやく実在の真之と小説で描かれた司馬さんの世界、
自分の演じる真之とがブレンドされ、
良い香りが立つようになった。
自分の立ち位置も分かってきた」と言う。
役にもなじみ、手応えを感じつつあるようだ。
そんな大役を演じる上で本木の心の支えとなった本がある。
司馬が21世紀に活躍する小学生向けに、
どんな人間になってほしいかを伝えた
「二十一世紀に生きる君たちへ」だ。
「歴史は何億もの人生、感情が詰め込まれた大きな世界で、
この世で得難い友人もいる。
そういった友人に慰められ、励まされたりするのが面白い」
といった内容で、歴史を学ぶことの楽しさを紹介している。
司馬は文章の中で、
鎌倉時代に生きた武士の「たのもしさ」ということを引き合いに、
「争いはするが、勝敗が決まれば他者をいたわる気持ちを忘れない。
そんな礼節がある武士道精神を持っているのが日本人。
人に優しく、自分に厳しくといういたわりの精神を持つ、
たのもしい自己を作ってほしい」と優しく語りかけている。
参考 :